語彙
AEAS 語彙:形式と対策方法
3つのパートの内容、学年帯による違い、そして語の意味・文脈での語彙・スペルの実践的なコツ。
語彙は、学年帯によって形式そのものが変わる唯一のセクションです。難易度だけでなく、構造が違います。
Year 4-9:30 分、3 パート、50 問
- パート 1、語の意味(Word Meanings、15 問):A-E と記された 5 語のグループに定義を当てはめる問題です。1 つのグループで複数の定義が出題され、そのあと次の 5 語が出てきます。5 つの独立した選択問題ではなく、少ない選択肢を共有する本当のマッチング問題です。
- パート 2、文脈での語彙(Words in Context、15 問):1 問につき空欄が 1 つある文が出て、空欄には単語の最初の文字が示されています(例:"The rise in temperatures b______ in the Midwest"、答え:began)。
- パート 3、スペリング(Spelling、20 問、Year 4-9 のみ):つづりの間違った単語がちょうど 1 つ含まれた文です。見つけて、正しいつづりを書きます。
Year 10-12:20 分、2 パート、30 問
Year 10-12 は語の意味と文脈での語彙のみで、この学年帯にはスペリングのパートはまったくありません。
- 文脈での語彙は、最初の文字と文の意味だけから単語を思い出す練習をしましょう。単語リストの中から単語を見つけるのとは別の力です。
- 語の意味は、5 語を同時に頭に置きながら、同じグループに複数の定義を当てはめることに慣れましょう。実際の問題はその形で、1 問ずつの選択問題ではありません。
- Year 4-9 の場合、語彙の勉強だけでスペリングもカバーできると思ってスペリング練習を飛ばさないでください。単語を知っていることと、時間制限の中で正しくつづれることは別の力です。
当サイトの単語リストは、AEAS で実際に出る単語を頻度順に並べ、間隔反復のフラッシュカードも用意しています。語彙の差を一番早く埋める方法は、やみくもに覚えるのではなく、このリストを上から順に学ぶことです。
同じ 5 語のグループに複数の定義を当てはめていきます。共有された限られた選択肢こそがポイントで、すべての単語を知っているより消去法のほうが効果的です。
1 問ずつではなく、グループ全体で解く
- 最初の定義を見る前に、グループの 5 語をすべて読みましょう。最初に思い浮かんだ 1 語ではなく、選択肢全体を頭に入れておくことが大切です。
- 一番自信のある定義から当てはめて、その単語を頭の中で消しましょう。1 つ決まるたびに、そのグループの残りの問題の選択肢が減っていきます。
- グループの 3 つ目、4 つ目の定義になると、その単語を知らなくても解けることがよくあります。ほかの 4 つに自信があれば、残った 1 つが答えです。
解答例
解答例 · 5 語のグループで消去法を使う
Pool: A. brisk · B. reluctant · C. spacious · D. faint · E. cautious
ほかの 4 つを当てはめると、5 行目には 1 語しか残りません。"faint" が「ほとんど気づかないほどの」という意味だと確信がなくても正解です。
2 つの単語の意味が似ているとき
AEAS の誤答の選択肢は、たいてい無関係な単語ではなく、正解と同じグループに入っている、近いけれど少し違う類義語です。そのため「意味が似ている」だけでは 2 つの候補から選べません。どちらがより正確かを考えましょう。brisk と rapid はどちらも「速い」という意味を持ちますが、brisk は特に「速くて活気のある」(a brisk walk)、rapid は活気の意味を含まないただの「速い」です。どちらもだいたい合っているように感じるときは、より正確なほうがほぼ必ず正解です。
空欄のままにしない
候補は 5 つしかなく、いくつかはほかの問題ですでに当てはまっているので、残りから推測するのは十分価値があります。消去法で知らない単語を 2 つにまで絞れたなら、それは五分五分の確率であって、空欄ではありません。
空欄が 1 つある文、欠けている単語が 1 つ、そして最初の文字がすでに示されています。文の意味と最初の文字を組み合わせれば、たいてい 1 語に絞れます。コツは、両方を、正しい順番で使うことです。
4 ステップの方法
- まず空欄も含めて文全体を読みましょう。文が何について書かれているのかわかる前に、最初の文字だけで推測し始めないでください。
- 文法的に何が欠けているかを決めましょう:動詞、名詞、形容詞、副詞?これだけで、その文字で始まる単語のほとんどが除外できます。
- 最初の文字と品詞の両方に合う候補を挙げ、それぞれを入れた文を頭の中で読み直して確かめましょう。
- 文法的に正しいだけでなく、文の意味を正確にする単語を選びましょう。文法上は複数の単語が当てはまることがありますが、意味がぴったり合うのはたいてい 1 つだけです。
解答例
解答例 · 最初の文字だけでなく、意味から読む
"The rise in temperatures b______ in the Midwest."
- 1.意味:ある場所で、気温に何かが起きています。
- 2.品詞:空欄には過去形の動詞が必要です。
- 3."b" で始まり当てはまりそうな候補:began、became、brought。
- 4.確認:"brought" には目的語が必要("brought change")。"became" には後ろに説明が必要("became severe")。"began" だけが単独で文を完成させます。
解答: began
こんなひっかけに注意
- 時制と一致:候補を思いつく前に、文のほかの部分が欠けている単語の時制(過去、現在、複数)を教えてくれることがよくあります。まず文中のほかの動詞を確認しましょう。
- 最初の文字は合っているのに文の意味を少し変えてしまう単語は、よくある誤答のパターンです。"fond" と "found" はほとんど同じに見えますが意味はまったく違うので、答えを決める前に必ず頭の中で文を最後まで読みましょう。
- 思いつく単語がどれも合わないときは、その文脈で出てきそうな単語(話題の語、気持ちを表す語、つなぎの語)を考えながら文を読み直しましょう。文自体が平易なとき、空欄で難しい単語が問われることはまれです。
スペリング(Year 4-9 のみ)は、普通の文の中につづりの間違った単語を 1 つ隠しています。必要なのは単語をたくさん知っていることではなく、いつもと違う読み方をすることです。つづりが間違っていても、意味は問題なく読み取れてしまうことが多いからです。
意味ではなく、つづりを見て読む
意味を追って読んでいるとき、脳は気づかないうちにつづりの間違いを自動的に直してしまいます。それこそがこのパートの難しさです。文を物語のように流して読むのではなく、リストを確認するように、1 語ずつ一瞬ずつ見ていきましょう。文を後ろから 1 語ずつ読むのは、まさにこの理由で使われる校正のテクニックです。間違いを隠してしまう読みの流れを断ち切り、1 語ずつ見ざるを得なくなります。
実際の間違いの多くはこのパターン
語尾の前で子音を重ねる
発音しない文字
"i before e, except after c"(と例外)
同音異義語(音が同じでつづりが違う)
よく間違える単語
間違った 1 語を見つける方法
- 1 回目は意味をつかむために普通に読み、2 回目はつづりの間違いだけを探して 1 語ずつゆっくり読みましょう。2 回の読みは役割が違うので、まとめようとしないでください。
- 長い単語と、語尾がついた単語(-ing、-ed、-tion、-able)に一番注意しましょう。子音の重ね書きや文字の抜け・変化が起きるのは、短い日常語よりこうした単語のほうがずっと多いです。
- 何も目につかなければ、上のリストの単語から確認しましょう。同音異義語と子音の重ね書きは、実際の間違いの中で大きな割合を占めます。
- 間違った単語を見つけたら、正しいつづりをはっきり書きましょう。正しい答えでも、読みにくかったりあいまいだったりすると、本当のつづり間違いと同じように不正解にされることがあります。